クレカを魔法のカードだと思っていたわたしが、借金を完済するまでの話

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こんにちは、なちです。

今でこそ、

「自分の人生を、自分で選んで生きたい」

とか、

「自由って、自分で選べる範囲を増やしていくことなのかもしれない」

とか、そんなことを考えているわたしですが。

昔は、お金に関してかなり不自由な時期がありました。

借金が、150万円近くあったんです。

原因は何かというと。

まあ、いろいろあります。

グッズを買ったり。

エステに通ったり。

特に大きかったのは、たぶんエステ代。

痩せたかったんですよね。

痩せた先に何か大きな目的があったわけでもなく、

「痩せたら服のサイズも下がるし、服代も少し安くなるかな」

くらいのことは考えていました。

そのためにエステ代で出費を増やしてるんですけどね。

何をしているんだ。

そして、もうひとつ大きな原因がありました。

当時のわたしはですね。

マネーリテラシーが、

めちゃくちゃ低かったんですよ。

目次

クレカは「後払いできる魔法のカード」だと思っていた

今考えるとなかなか恐ろしいんですが。

当時のわたしにとってクレジットカードは、

「今お金がなくても、後払いで買える魔法のカード」

みたいなものでした。

……はい。(目逸らし)

もちろん、本当に魔法だと思っていたわけではありません。

あとから自分で払うことも知っています。

でも、

「未来の自分のお金を、今使っている」

という感覚が、ものすごく薄かったんですよね。

手元に現金がなくても買える。

欲しいものが買える。

便利。

そのくらいの感覚でした。

そして使っていたのが、リボ払い。

毎月の支払額をある程度決められるので、

「毎月の負担を抑えられて便利じゃん」

くらいに思っていました。

当時の自分に言いたい。

「リボ払いは悪魔の選択だぞ。情弱め」

情弱って、だいぶ蔑みの入った言葉ですけど。

本当に当時のわたしは、お金のことを知らなさすぎました。

テレビでは、

「月々の支払いを自分で決められるから、こんなに楽に」

みたいなリボ払いのCMが流れていて。

それを見て、

「へえ、便利じゃん」

と、そのまま受け取っていたおバカちゃんですとも。

その便利さのために、最終的にいくら払うことになるのか。

そこまで考えていませんでした。

気づいたら、給料の半分が返済に消えていた

そんな使い方をしていた結果。

気づけば、毎月の返済額が8万円くらいになっていました。

当時のわたしの給料の、だいたい半分です。

給料が入る。

そこから8万円、返済に消える。

残ったお金で一か月生活する。

生活自体はできていました。

家賃も払えない。

食べるものもない。

そこまで追い詰められていたわけではありません。

でも、

遊んだり、好きなことに使ったりできるお金がない。

給料をもらっても、毎月毎月、返済に出ていく。

さすがに、

「これ、きっついな」

となりました。

返済額を減らしたら、もっと怖いものが見えた

月8万円を払い続けるのが大変だったので、一時期、リボ払いの返済額を減らしました。

月々の支払いを減らせば、今月使えるお金は増えます。

楽になります。

……今月は。

問題は、その先でした。

返済額を減らす。

利息がかかる。

払っているのに、元金がなかなか減らない。

え。

これ、いつ終わるの?

毎月ちゃんとお金を払っているのに、借金そのものがなかなか減っていかない。

返済額を下げれば下げるほど、終わりが遠くなる。

そこでようやく、

延々と支払い続ける地獄

を垣間見ました。

月8万円を払い続けるのは厳しい。

でも返済額を下げたら、今度は元金が減らない。

このままだと、そのうち本当に支払い能力を超えるかもしれない。

さすがに、

これ、ヤバい。

と思いました。

ブラックリストより、今!支払いが!厳しいのよ!

そこから、どうにかする方法がないのか調べました。

そこで知ったのが、債務整理でした。

手続きをすれば、以降の利息をなくして、元金を返済していける方法があるらしい。

もちろん、いいことばかりではありません。

いわゆるブラックリストに載る。

クレジットカードやローンなどが使えなくなる可能性がある。

そんなことも書かれていました。

でも。

当時のわたしとしては、

ブラックリストに載るとかの前に、今!支払いが!厳しいのよ!

という状態です。

返す意思はありました。

利息さえ膨らみ続けなければ、返せる当てもありました。

だったら、このまま延々と利息を払い続けるより、ちゃんと終わりが見える状態にしたい。

そう思って、弁護士に相談することにしました。

弁護士に電話するのが、めちゃくちゃ怖かった

とはいえ。

めちゃくちゃ怖かったです。

だって弁護士ですよ。

それまでのわたしにとって弁護士なんて、

「自分の人生では関わることのない職業」

だと思っていました。

裁判とか。

何かものすごいトラブルとか。

そういうことがあった人がお世話になる人だと思っていた。

まさか自分で弁護士を探して、電話をかける日が来るとは思っていませんでした。

ネットで調べて。

電話番号を確認して。

電話しました。

相手の対応は、たぶん普通だったと思います。

たぶん。

というのも。

緊張しすぎて、電話で何を話したのかほとんど覚えていません。

何を聞かれたのか。

自分が何と答えたのか。

今となっては全然覚えていない。

ただ。

電話を切ったあと、

「とりあえず、相談できた」

とホッとしたことだけは覚えています。

ここからは、ちゃんと返していこう

債務整理をして、カードローンの返済は月2万7千円くらいになりました。

それとは別に銀行ローンがあって、こちらが月3万2千円くらい。

合わせると、毎月6万円弱。

なので、

「債務整理したら返済がものすごく楽になりました!」

という話でもありません。

相変わらず、それなりの金額を毎月返していました。

でも、大きく違ったことがあります。

返した分だけ、ちゃんと終わりに近づく。

利息ばかり払って元金がなかなか減らない状態ではなくなった。

それだけで、ずいぶん違いました。

利息さえ膨らまなければ、返せる。

返すつもりもある。

だったら、

ここからはちゃんと節制して、返していこう。

そう思いました。

とはいえ、好きなものを全部我慢したわけではない

ここから心を入れ替えたわたしは、

娯楽をすべて断ち。

欲しいものも一切買わず。

ひたすら借金返済だけに励み――

ませんでした。

それはそれ。

これはこれ。

好きなアーティストの円盤を買ったり。

ライブに行ったり。

好きなことにも、お金は使っていました。

ただし。

以前みたいに、

「あれも欲しい!」

「これも欲しい!」

ではなくなりました。

使えるお金には限りがある。

だったら、

これは買っていい。

こっちは我慢する。

そうやって、使うところを選ぶようになりました。

何も買わないわけじゃない。

好きなものを全部諦めるわけでもない。

でも、全部は選ばない。

今振り返ると、お金の使い方が変わったのは、このころだったのかもしれません。

そして、たぶん8年くらい返していた

そこから、返済生活はかなり長く続きました。

たぶん8年くらい。

長い。

長すぎて、途中からはもう、

「借金を返している」

というより、

「毎月出ていくお金」

くらいの感覚になっていました。

毎月返す。

また翌月も返す。

淡々と。

そしてようやく最後まで返し終わったときも、

「お、終わった」

くらいでした。

「やったーーー!!」

みたいな大きな達成感があったわけでもなく。

長すぎて、実感がなかったんだと思います。

本当に終わったんだなと思ったのは、その翌月でした。

今まで毎月返済に出ていっていたお金が、

出ていかない。

そこでようやく、

「ああ、本当に終わったんだ」

と思いました。

お金があることより、自分で使い道を選べること

あのころのことを思い出していて、ふと思いました。

最近のわたしは、

自由って、自分で選べる範囲を増やしていくことなのかもしれない。

と考えています。

そう考えると、借金を返していたころのわたしは、お金の面ではかなり不自由でした。

生活はできる。

でも、給料をもらっても、そのうち何万円かは最初から返済に消えることが決まっている。

過去の自分が使ったお金を、今の自分が返しているからです。

クレジットカードを「後払いできる魔法のカード」くらいに思っていたころは、

欲しいものを買えているから、自由だったように感じていたのかもしれません。

でも実際には、

未来の自分が使えるお金を、先に使っていた。

その結果、未来の自分が選べるものを減らしていたんですよね。

だからといって、

「お金は使わず、ひたすら貯めるのが正解」

とも思っていません。

わたしは今でも、好きなものにはお金を使いたいです。

ゲームも買いたい。

美味しいものも食べたい。

旅行にも行きたい。

欲しいものだって、いろいろあります。

ただ。

全部を選ぶことはできないから。

これは選ぶ。

これは今は選ばない。

自分でそう決められる状態でいたい。

借金を完済して、毎月返済に消えていたお金が出ていかなくなったとき。

わたしの手元に戻ってきたのは、単に毎月何万円かのお金だけじゃなくて。

そのお金をどう使うか、自分で選べる余地だったのかもしれません。

まあ。

そんなことを考えられるようになった今だからこそ。

昔のわたしには、改めてこれだけ言っておきます。

リボ払いは悪魔の選択だぞ。情弱め。

ほんと、お金のことはちゃんと調べようね。

昔のわたし。

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