
こんにちは。
自由を育てる魔女、青山奈都です。
前回の記事では、自由は「種をまいて育てるもの」という話をしました。
では、その種とはどんなものなのでしょうか?
自由を育てるための「種」。
それは、あなたの中にある「本音」です。
でも、いざ「本音を書き出そう」と思っても、
「ちゃんとした目標を立てなきゃ」
「実現可能なことを書かなきゃ」
そんなブレーキがかかって、手が止まってしまうことはありませんか?
以前の私もそうでした。
だから私は、あるとき「正しさ」を全部捨てて、ノートの真ん中に、ただひとつの「わがまま」を書いてみたんです。
そこから始まった、私の「脳内連想ゲーム」の様子をお話ししますね。
ノートに展開させる脳内連想ゲーム
わたしがこれをやろうと思ったのは、とある手帳術がきっかけでした。
もともと手帳をスケジュール帳として使っていて、でもしっくりこなくて、いろいろな手帳術を試していた時期がありました。
その中で出会ったのが、
「人生理念」
「価値観」
「ビジョン」
を明確にすることで、人生をデザインしていくという考え方でした。
(手帳の話はまた別の機会にしますね)
この考え方を知って、わたしもさっそく「人生理念」や「価値観」「ビジョン」を書き出してみようとしたんです。
でも、まったくもって書けませんでした。
「人生理念」はまだしも、「価値観」や「ビジョン」って言われても……となったんです。
あまりにも何も出てこないので、「ここまで自分は何も考えず、目標とかもなく生きていたんだな」と落ち込みました。
ただ、こうも思ったんです。
そもそも自分の頭の中、ちゃんと把握してる?
って。
何が好きで、何が嫌で、何を望んでいるのか。
それが曖昧なままでは、理念もビジョンも作れない。
そこで、わたしは頭の中をぜんぶ出してみることから始めることにしました。
「大人の常識」を一度、ゴミ箱に捨てる
頭の中をぜんぶ出すにあたって、一番邪魔になるのが大人のブレーキでした。
自分の中にある
「現実的に無理でしょ」
「そんなこと考えても意味ない」
「ちゃんとしたことを書かなきゃ」
といった無意識な思考が、本音を出すことをためらわせてしまうんです。
格好良く見せようとする意識が勝手に働いてしまうともいいます。
でも、それでは本音が出てきません。
だから、わたしはこの自分の本音を書き出すにあたって一つルールを決めました。
それは、「小学生みたいな思考で考える」です。
小学生のできれば低学年から中学年くらいの思考で書き出すことにするのです。
「宿題やりたくない」
「ずっと寝てたい」
「まだ遊んでいたい」
このくらいのレベルでいい。
単純に、「嫌なものは嫌」「好きなものは好き」それだけの基準で書き出していくことにしました。
わたしのノートに並んだ「わがまま」たち
実際にわたしが書いていたノートの一部をお見せしますね。
誰かに見せる前提で書いていなかったので、字がとても雑ですが、このくらい雑に書いて問題ありません。
自分が読める字であればいいのです。

・8時間以上寝たい
・通勤片道2時間とかマジ無理
・朝4時半起きとかシンドイ
・気が向いた時にフラッと散歩したい
・天気がいい日はワンコと散歩したい(飼っているかは別で!)
ざっと書いてあることを抜き出すとこんな感じです。
本当にただの愚痴や願望を書き連ねています。
でも、これでいいのです。
書いていくうちに、
「通勤片道2時間マジ無理」
↓
「朝4時半起き、しんどすぎ」
↓
「8時間以上、睡眠時間確保したい」
↓
「そもそも仕事自体が嫌なのか?通勤が嫌なのか?」
↓
「時間の自由が欲しいのかも」
といった感じで連想ゲームのように、芋づる式で出てくるようになります。
小学生のフリをして本音の扉を開けてあげると、その後を追うように大人の思考が『じゃあ、本当はどうしたいの?』と整理を始めてくれる。そんな感覚です。
しかも、これをやることで普段はそこまで意識していなかった不満や夢や理想も吐き出されるので、頭がスッキリしますよ。
なぜ「書く」だけで自由に近づくのか
このノートを書く理由は、とてもシンプルです。
自分の中身を把握するため
自分の現在いる場所を確認するためのもので、いわば、棚卸しです。
小売店の棚卸しと同じで、何があるか(自分の本音)を把握しないと、何を仕入れるべきか(何を学び変えるべきか)もわかりませんよね。
それに、小売店で働いたことがある人ならイメージしやすいとおもんですが、棚卸しって、いまあるものを全部出すじゃないですか。
「これは人気だから棚に残しておこう」
とか
「これは不人気だから数えなくていいか」
なんてこと、しないですよね。
このノートも同じです。
「これは他の人にわがままって言われそうだから」
とか
「こんなこと思うのはよくないよね」
なんて、そういう判断はいりません。
他人から見たらどんなにわがままだろうと、世間から見ればあまりよろしくないこと(犯罪は別ですよ)だろうと、自分の本音を自分で無視する必要はないです。
だって、それって結局、『他人の目を気にしたフィルター』なので。
書いたノートは誰にも見せません。
だからこそ、全部出していい。
自分の本音を偽りなく書き出していくと、普段は意識していなかった
・やりたくないこと
・やりたいこと
・好き嫌い
・快・不快
が、はっきりと形をもってきます。
同じ言葉が何度も出てくるなら、それがあなた人生において「絶対に譲れないもの」や「本当に変えたいこと」の正体です。
「絶対に譲れないもの」や「本当に変えたいこと」がはっきりとわかったなら、そこが自分の人生を自分で選ぶためのスタートラインになります。
「わがまま」を「種」に変える方法
ノートに書き殴った「わがまま」の中から、一つでいいのでこれを一番変えたいと思うものに丸をつけてみましょう。
例えば、「通勤片道2時間が嫌」に丸がついたら、それは
「場所を選ばない働き方を育てる」
という自由の種になります。
「気軽に旅行に行きたい」に丸がついたら、
「休みが取りやすい職場に育てる」
とか
「収入を増やす手段を育てる」
という自由の種になるかもしれません。
ただの愚痴や願望だったはずの一文に丸をつけた瞬間、それは単なる愚痴や願望ではなく、『これから変えていくミッション(種)』に変わりました。
そのとき、不思議とワクワクしたのです。
夢物語に思えた「わがまま」も、丸をつけることで具体的な「目的」に変えることができるのです。
ノートは「一度きり」じゃない
この「わがままノート」は一度書いて終わりではありません。
小売店の棚卸しだって年に数回、定期的にやっています。
同じように、自分の本音の棚卸しも定期的にやったほうがいいのです。
だって、2026年の今、わたしが書いたこの「わがままノート」も、半年後には変わっているかもしれない。
理想に向かって行動していけば、今の自分と未来の自分が同じ場所にいることはありません。
「やりたいこと」も「やりたくないこと」も増えたり、減ったりしているでしょう。
だからこそ、定期的に棚卸しするようにしましょう。
自由を育てる過程で、自分の望みも進化していきます。
そして、今の「等身大のわがまま」を肯定してあげてください。
最初の一歩を、今ここで。
この記事を閉じたあとに、自分の本音を書き出してみてください。
ノートでも、スマホのメモでも構いません。
あなたの中の『小学生のあなた』に好き放題、わがままを言ってもらって、それを余さず書き殴っていきましょう。
大人のブレーキは無視してください。
支離滅裂でも構いません。
きれいに書こうとする必要はありません。
そのノート、もしくはスマホのメモは、他人には見せることのない、あなただけの「わがままノート」なので、自分の中にある「他人のフィルター」を気にしなくていいです。
そうして、思う存分に書き殴ったら、ひとつだけ『本当に嫌なこと』か『本当はやりたいこと』に丸をつけてください。
その丸をつけた『本当に嫌なこと』もしくは『本当はやりたいこと』が、あなたの自由を育てるための最初の「一粒の種」になります。
あとはその種をまいて、じっくりと育てていきましょう。

